目次

  1. 1. DBI::DBDをインストールする
  2. 2. mysql_configの場所を探す
  3. 3. DBD::mysqlをインストールする
  4. 4. 動作を確認する

 

PerlからMySQLに接続するためのPerlモジュール、DBD::mysqlをインストールする手順です。Perl本体と、モジュールインストーラcpanmの入手については、前回記事 第10回 Perlをインストールして、Eclipse+EPIC+PadWalkerでデバッグできるようにする を見てください。

※この記事では、MacportsでインストールしたPerlを使っています。他の手段でインストールした場合は、パスが異なるのでご注意ください。

 

 

1. DBI::DBDをインストールする

DBD::mysqlの依存モジュールであり、Perlでリレーショナルデータベースを扱うためのモジュールである、DBI::DBDをインストールします。ターミナルを開き、下記コマンドでインストールします。

sudo cpanm DBI::DBD

 

 

2. mysql_configの場所を探す

下記コマンドで、ファイル”mysql_config”の場所を探しておきます。

mdfind -name mysql_config

おそらく、下記ディレクトリ付近に見つかります。

/opt/local/lib/mysql5/bin/mysql_config

 

 

3. DBD::mysqlをインストールする

このモジュールをインストールするためには、インストール時にmysql_configの場所を指定する必要があります。そこで、–lookオプションを使って、モジュールのダウンロードと解凍までをcpanmで実行します。

sudo cpanm --look DBD::mysql

ダウンロード先のパスが表示されます。(番号はインストール毎に変わる)

Entering /Users/username/.cpanm/work/1363831830.2299/DBD-mysql-4.022 with /bin/bash

ターミナルウィンドウをもう1つ開き、ダウンロードしたモジュールが入っているフォルダへ移動します。

cd /Users/username/.cpanm/work/1363831830.2299/DBD-mysql-4.022

 

先ほど探したmysql_configファイルを指定して、実行します。”Looks good”が表示されればひとまずOK.

sudo perl Makefile.PL --testuser=root --mysql_config=/opt/local/lib/mysql5/bin/mysql_config

※補足:mysqlのrootアカウントにパスワードをかけている場合は、–testpassword=password を追加しないとダメかも。

コンパイルテストします。

sudo make && make test

結果一覧が表示されて、最後に、

All tests successful.
Result: PASS

などと表示されていればOKです。

最後にインストール実行します。

sudo make install

 

 

4. 動作を確認する

PerlとMySQLの接続動作を確認します。

test_connect_to_mysql.pl
#! /opt/local/bin/perl

use strict;
use warnings;
use 5.012;
use DBI;

my $dbh = DBI->connect( 'DBI:mysql:mysql', 'root', 'password',) or die "Can't connect to databasen";

print "Connecting...n";

$dbh->disconnect();

“Connecting…”のメッセージが表示されれば、接続テストOKです。

これで、PerlからMySQLに接続することができるようになりました。

 


 

前の記事:第10回 Perlをインストールして、Eclipse+EPIC+PadWalkerでデバッグできるようにする

 

「MacにWeb開発環境を構築する」の記事