Perlをインストールして、Eclipse+EPIC+PadWalkerでデバッグできるようにする
目次
MacportsでPerlをインストールして、Eclipse+EPIC+PadWalkerでPerlプログラムを開発&デバッグする環境をつくるための手順です。
1. Perlをインストールする
Macportsを使って、Perlをインストールします。ここでは、バージョン5.12.xをインストールしてみます。
ターミナルを開き、下記コマンドを実行します。
sudo port install perl5+perl5_12
インストール終了したら、使用するPerlが、今インストールしたものに変更されているかどうかを確認しておきます。
which perl
下記パスが表示されればOKです。
/opt/local/bin/perl
※つぶやき:Mountain Lionには、Perlが同梱されているので、そちらを使うという選択肢もあります。ですが、Perlでは色々なモジュールを追加することが多いので、/opt 以外を汚さないようにするためにMacportsでインストールしたものを使っています。
2. EPICをインストールする
Perl開発用のEclipseプラグインEPICをインストールします。Eclipseのインストールについては、過去の記事 第8回 clipse+PDTをインストールして、XDebugでデバッグできるようにする を見てください。
プラグインをインストールする
1)EPICのサイトへアクセスします。
http://www.epic-ide.org
2)”download”の項目をクリックして、プラグイン配布用のURLを確認します。
2013/3/21時点では、下記URLです。
http://e-p-i-c.sf.net/updates/testing
3)Eclipseを起動して、Help > Install New Software.. を開きます。
4)Add… ボタンを押し、先ほどのURLを追加&選択します。
5)”EPIC Main Components” にチェックを入れてインストールします。インストール終了したら、一度再起動します。
環境設定を行う
1)Eclipse > 環境設定 を開きます。
2)Perl EPICを選択して、Perl executableを、下記パスに変更します。
/opt/local/bin/perl
3. PadWalkerをインストールする
EPICをインストールすると、EclipseからPerlの実行&ブレークは出来るようになっています。ただこのままでは、ブレークしたときに変数の値を確認することができません。そこで、デバッグ中に変数の値を見れるようにするために、PadWalkerモジュールをインストールします。
cpanmをインストールする
モジュールをインストールする方法はいくつかありますが、ここではcpanmを使ってインストールします。まずはcpanm本体を入手します。
1)ターミナルを開き、ホームフォルダへ移動します。
cd ~
2)cpanmをダウンロードします。
curl -L http://cpanmin.us/ > cpanm
3)インストールします。
perl cpanm --sudo --self-upgrade
cpanmのリンクを作成する
ターミナルから直接cpanmを簡単に呼び出せるようにするために、シンボリックリンクを作成しておきます。
1)cpanmのインストール先を確認しておきます。下記コマンドで、ファイル名:cpanmで検索できます。
mdfind -name cpanm
おそらく、下記パス付近に”cpanm”が作成されていると思います。
/opt/local/libexec/perl5.12/sitebin/cpanm
2)/opt/local/binに、上記ファイルへのシンボリックリンクを作成しておきます。
sudo ln -s /opt/local/libexec/perl5.12/sitebin/cpanm /opt/local/bin/cpanm
これで、ターミナル上で”cpanm”と叩くだけでcpanmが実行できるようになりました。
PadWalkerモジュールをインストールする
コマンド一発でインストールできると思います。
sudo cpanm PadWalker
インストール終了したら、念のためモジュールがインストールされているかどうかを確認しておきます。
perl -MPadWalker -e'print "installedn"'
Eclipseを再起動して、適当なPerlプログラムに対してデバッグ&ブレークしてみると、今度は”Variables”ウィンドウに変数リストが表示されるようになります。
次の記事:第11回 Perl/MySQLを接続するパッケージ、DBD::mysqlをインストールする
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「MacにWeb開発環境を構築する」の記事
- 第12回 MavericksにWeb開発環境を構築する
- 第11回 Perl/MySQLを接続するパッケージ、DBD::mysqlをインストールする
- 第10回 Perlをインストールして、Eclipse+EPIC+PadWalkerでデバッグできるようにする << この記事です
- 第9回 WordPressをインストールして、Eclipseから編集&デバッグする
- 第8回 Eclipse+PDTをインストールして、XDebugでデバッグできるようにする
- 第7回 MySQLをインストールしてPHPと接続する
- 第6回 ユーザー共有サイトを新設する
- 第5回 Mountain Lionでバーチャルホスト設定を行う
- 第4回 Mountain Lion付属のPHP&Apache2を使えるようにする
- 第3回 Macportsをインストールする
- 第2回 隠しファイルを表示する
- 第1回 Mountain Lionをクリーンインストールする